ミハエル×ハレルヤ小説ですよ。
はい、マイナーですよ。
前書き的なアレなので逆にロクアレです。
ピリリ、ピリリ。
携帯端末から呼び出し音が鳴った。
着信番号は「非通知設定」。
「最近多いな」
不可解そうに眉をひそめたロックオン。
「あまり酷いようなら、俺が出てやろうか」
忌々しそうに吐き捨てた彼に、アレルヤは曖昧な笑みを返す。
「相手にしない方がいい。反応しなければすぐ飽きるでしょう」
それより、と袖を引いたアレルヤにロックオンは口付けを贈る。
口付けに応えながらも、金色の眼差しは端末を見詰めていた。
「……履歴は消しておけよ」
熱に溺れる前に残された警告に答えは返らない。
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